走り出してまもなくは、信号で止まる度「運転大丈夫?」とかずが聞いてくる。かずは原付以外のバイクに乗るのが10数年ぶりらしく、いまいち運転に自信がなかったらしい(笑)
海岸線を走り、若者の町、北谷を通ってまずは腹ごしらえ。 この時食べたソーキ(豚アバラの骨付き肉)そばがなんとも旨かった! Kさんと食べたものもおいしく感じたが、ここのは格段に旨い!つい写真を撮るのを忘れて食べてしまった(^^; その後万座毛へ。30台位のハーレーの集団が何組もいて圧倒されたが、それがみんなアメリカ人だったのでさらに威圧感が! さっきまでいい天気だったのに急に雨が降り出してきたが、かまわず今回の目玉、海洋博物館にある美ら海水族館(ちゅらうみ)を目指す。 本当はあんまり興味なかったんだけど、色んな人から「沖縄に行ったら美ら海水族館見てきてね!で、感想聞かせて!」と言われたので、かずにチケットを取っておいてもらった。 しかし、中に入ってびっくり!水槽のでかさ、魚の種類、魚の綺麗さ、すべてに感動!! 子供に帰ったかのように楽しめた。 写真を見れば、水槽の大きさをわかってもらえると思うが、圧巻の一言だった。 沖縄の世界遺産と言えば、首里城を思い浮かべていたのだが、沖縄にある城跡全部が世界遺産に登録されているということを初めて知った。 「今帰仁」と書いて「なきじん」と読む。本当に沖縄の地名は難しい。 ここへはかずも十数年ぶりに来たらしい。長い石段を、息を切らしながら上った。沖縄に来てから石畳を上ったり、みかんの木に登ったりで、普段それほど歩かない私にとってはいい運動になった(^^; 入り口に帰ってきてから、「さとうきびジュース」をかずがおごってくれた。とても素朴で甘いジュースだった。 「昔のサトウキビは柔らかく、かじってよく食べたが、今は台風でも倒れないように品種改良されていて、固くて加工用にしか向かない」とサトウキビ農家出身のかずが嘆いていた。 今帰仁城跡には、修学旅行の学生がたくさん来ていたが、他の観光スポットに比べると静かな場所だった。 今帰仁を出てから一路那覇への帰路についた。 約2時間ほど、渋滞の道をすり抜けながら走ってようやく到着。 バイク屋さんでバイクのチェックも無事に済み、かずが預けていた保証金もめでたく返金。二人でほっとした(笑) そしていよいよ今回の大きな楽しみの一つ、沖縄トピのオフ会へ!と言っても3人なのだが(^^; オフ会の場所はかずが予約してくれた沖縄の民家風のお店。 バイクに乗ると無性に腹が減る。たけちゃんから遅れるとメールが来たのもかまわず、二人で「うちなー料理」をがっついた。 左が「らふてー」(豚の角煮)、右下が「豆腐よう」で上が「ナーベラー」(へちま)。豆腐ようとナーベラーはたけちゃんが来てから頼んだもの。 ほどなくたけちゃん登場!! その美しさに二人とも絶句! 実は、私もかずも、トピでのカキコの雰囲気とか、古風な事をよく知っている所等で、とんでもないおばちゃんをイメージしていた(笑) しばしうっとりしながら顔を見つめる事数十秒、ようやく挨拶を交わした(オーバーかな?^^) しかし、たけちゃんはかなり気さくな人。お酒もぐいぐい飲むし、話も楽しい。 かずはお酒があまり強くないと言うが、そこは「うちなんちゅー」。真っ赤になってからが本領発揮(笑) まもなく、まりこが電話で参加。3人で携帯電話のカメラで写真を撮って送ったり、電話をまわして話したりした。 そして、あっと言う間に閉店時間。話がはずみすぎて、時間が早い。 「次さいぐべ〜」と私が津軽弁で言うと、「行こう!」と気さくなたけちゃん。 二次会へ繰り出した。 二次会の場所は、かずが知ってるカラオケボックス。ここがまた怪しい雰囲気(笑) BIGINや吉幾三(笑)、その他いっぱい歌って、いっぱい騒いだ! かずもたけちゃんもさすが「うちなんちゅー」!! 歌が上手い!うちなーぐち(沖縄言葉)の歌はやっぱりうちなんちゅーじゃないと! 時間を延長、延長、また延長で、気がつけばもう朝。 ホテルまで二人に送ってもらってバタンキュー!午前4時過ぎだった。 ○最終日(平成15年12月15日)連日の飲み過ぎと寝不足で朝がつらい。10時に起きて、何か食べないとと思いコンビニへ行ったらこんなおにぎりが。 ポークとは沖縄料理でよく使われるポークランチョンミートのこと。 これを無理やりお腹に突っ込んでホテルをチェックアウト。 Kさんが迎えに来る前に、携帯でトピをチェックしたらびっくり!たけちゃんは帰った後、子供のお弁当を作って送り出していたらしい! 恐るべし!たけちゃん!! この旅行最後の観光ということで、「首里城」へ連れて行ってもらった。 Kさんの部下が、「普通お城というのは外から入りにくいように、堀を作ったり、迷路のようにするけれど、首里城は逆に外から入りやすいように作られている。それは闘わない姿勢をアピールし、お互いに貿易で発展しましょうという方針だったから。そのおかげでこんな小さな国でも長いこと栄えることができた。」と教えてくれた。 写真左は「守礼門」。扁額に「守禮之那」と書かれていて、琉球は礼節を重んずる国であるという意味。 真ん中は「歓会門」。首里城の城郭内に入る第一の正門。別名「あまへ御門」(あまへうじょう)ともいう。 右は「龍樋」(りゅうひ)。王宮の飲料水として、また、冊封使の宿泊施設である天使館にもこの水を届けたといわれている。 沖縄最終日ということで、首里城から見た那覇市内を写真に撮った。 こんなに楽しい思いをさせてくれたこの場所に、本当に感謝している。 ちょっとセンチメンタルな気分に浸っていたら、「昼飯食いに行こう!」とKさん(^^; なんかKさんとは食べてばっかりいたような?(笑) 首里にある大衆食堂「あやぐ食堂」で昼ご飯。私は「ゆし豆腐定食」をたのんだ。内地で言う寄せ豆腐に近いかな? ゆし豆腐、刺身、トンカツ、サラダ、漬物がついて、700円くらいだったと思う。 二日酔いで食欲がなかったのだが、一口豆腐を食べて見たら、たまらない旨さ!全部食べた他に、Kさんの部下が「中身汁」をちょっと分けてくれたのも食べてしまった。「中身」とは内地で言う「ホルモン」のこと。 こういう食堂には観光客はこないんだろうな?と思いながら店を出た。 腹ごしらえにちょっと歩こうということで、国際通りを歩いて公設市場へ。市場を「まちぐゎー」というらしい。 島らっきょうや、沖縄のかまぼこを試食しながら歩いたので、腹ごしらえにはならなかったが(^^ お土産が足りないことに気づいて、「アルテック」という酒屋さんへ。 途中、かずから電話で、空港に見送りに来てくれるとのこと。 すぐにたけちゃんからメールで、これまた見送りに来てくれると。本当にうれしい!! とうとう別れの時。かずは子供を連れてきてくれた。たけちゃんは昨日とは違うイメージで、更に眩しかった。 二人からお土産までいただいて、搭乗時間ぎりぎりまで話した。 手荷物検査のためチェックを受けてる時も、ずっと手を降っていてくれた二人。本当にありがとう!! また来年、絶対くる!と心に誓った。 青森空港に着いたのは夜9時ごろだった。車に乗ってラジオをつけたら伊奈かっぺいさんが病気から復帰して出演していた。 ああ〜青森に帰ったんだな〜と実感した。 家に着くと、子供達が走ってきて抱き着いて離れない。「お土産あるよ」と言っても離れない。 「そんなにお父さんがいなくて寂しかったの?」と聞くと、「明日からはまたおいしいご飯作って!」だって。(笑) うちでは料理は私の担当で、私がいないときは冷凍食品やら惣菜やらで済ませているらしい。 ともかく今回の沖縄旅行は事故もなく、とても楽しいものだった。 風土、気候、景色、食すべてにおいてとても満足だったが、なによりも人とのふれあいが一番思い出に残った。 沖縄は第二の故郷と言う人はいっぱいいるのだろうけど、私もその一人になった。 今回お世話になった、Kさん、Kさんの部下の方、まりこ、かず、たけちゃん、本当に感謝してます。 また、出掛ける時にメールや掲示板でお声をかけてくれた方、ありがとうございました。 青森にお越しの際には、ぜひ声をかけてください。 今回私が感じたような楽しい思いを、少しでも感じていただけるようご案内いたします。 それでは「沖縄飲みある記」、これにておしまい!! へば!! おまけの写真。面白いな〜って思ったもんで(^^; 左の写真は公設市場で見つけた怪しい看板。リトルアジアって・・・(笑) 同じく公設市場で手渡されたパンフレット。沖縄ならではだな〜って思った。 |