-乾杯-

ビールと言えば乾杯!
ビールの本場、ドイツでは「プロウスト」または「プロージット」。
アメリカ、イギリス、オーストラリアでは「チアーズ」。カナダでは「トースト」。
メキシコ、スペインでは「サルー」。ブラジルでは「サルーデ」。イタリアでは「チン チン」。
フランスでは「ア ヴォトル サンテ」。中国では「カンペイ」と言います。
気の合う仲間とグラスを合わせて「乾杯!」。堪えられませんね〜(^▽^)


-液体のパン-

欧米ではビールを「液体のパン」と呼んでいるそうです。
理由は、たんぱく質、糖質、ミネラル、ビタミンB群等の栄養素が含まれているし、アルコールが体の中で燃焼してかなりのカロリーを生じるため、健康の維持に役立つと考えられているからです。
また、古代にはビールがビールブレッドから作られたことから、液体の形をしたパンという意味でそう呼ばれたとか。。


-太る??-

「ビールを飲むとお腹が出て困る〜」といったことをよく聞きますが、これはビールだけのせいではありません。
ビールには食欲を増進させる効果があり、ついつい、おつまみや料理を食べすぎてしまうからです。
ビール500mlで、ご飯お茶碗一杯強のエネルギーです。


-ホップ-

ビールの原料に大麦やホップが使われますが、初めから使われていたわけではありません。
昔の人は、ビールの味付けにかなり苦心したようで、蜂蜜、ニッケイ、ウイキョウ、サフラン、ニガヨモギ、ハッカ、チョウジ等、香りの高い植物や薬草を使ってきました。
やがて、一部でそれがエスカレートして、早く強く酔えるように、有害な薬草まで加えるようになりました。
そのうち、優れた香りと爽快な苦味のホップが、ビールを長持ちさせ、美しく澄んだものにするという点と、健康上からも評価され、16世紀にはホップに統一されました。
大麦が採用されたのは、長い年月をかけて研究が重ねられた上、ビールの味や香り、色に最適な種類として認められたためです。
その他、小麦はパンを作るためにとっておかなくてはいけなかったから、という説もあります。
現在一般にはビール麦と呼ばれる二条大麦を使用しています。


-泡-

旨いビールに欠かせない泡。この泡はなんで出来てるかといいますと、ビール自体に溶け込んでいる炭酸ガスの気泡に、麦芽のたんぱく質、ホップの苦味成分(イソフムロン)が膜形成したものです。
ビールから炭酸ガスが逃げるのを防ぎ、ビールが空気に触れて酸化するのを防ぐ重要な役割を担っています。
昭和15年に、どうもビールの泡が多すぎる、泡を売って儲けるとはどういうものか?と、あるお客さんがビアホールを訴えた、通称「泡論争」が起きました。
最終的には、醸造学の博士が出てきて、15%〜30%なら泡もビールのうち、ということで落ち着きました。


「とりあえずビール」、そんな方は多いと思います。そんな時、こんなうんちくで盛り上がってみては??(笑)




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